ホラーマンガ– category –
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伊藤潤二画集『異形世界』紹介
2019年3月、伊藤潤二画集『異形世界』が発売された。画業30周年を記念し、出版元の朝日新聞出版以外に、小学館、秋田書店、メディアファクトリーなど出版社の垣根を超えてイラストを収録している。 この記事では『異形世界』の収録作品から、私のお気に入... -
『伊藤潤二短編集 BEST OF BEST』あらすじ・感想
2019年2月、『伊藤潤二短編集 BEST OF BEST』が発売された。小学館、ビッグコミックスピリッツ等で発表された漫画を中心に、カラー作品を多数収録した豪華作品集だ。単行未収録の5作を含む計10作が収録されている。 この記事では全10話のあらすじと感想を... -
諸星大二郎『オリオンラジオの夜』あらすじ・感想【ネタバレ】- 1960~70年代の名曲をモチーフにした連作短編集
2019年1月、諸星大二郎劇場『オリオンラジオの夜』が発売された。諸星大二郎劇場としては『雨の日はお化けがいるから』に続いて2冊目となる。 初出は『ビッグコミックス』特定の条件下で受信できる「オリオンラジオ」を小道具にした6作品と、怪しげな映画... -
押切蓮介の怪談漫画『暗い廊下とうしろの玄関』【感想】
2018年12月、第30号をもって終刊となった怪談専門誌『幽』を入手した。ここに平成にデビューした人気ホラー漫画家うぐいす祥子、押切蓮介の対談が収録されており、おもしろく読んだ。 押切先生は元々怪談好きで、人に話して聞かせることのできる怪談のレパ... -
祝・復刊! 伊藤潤二『ミミの怪談』傑作ホラーを徹底解剖
クロジョ 少し前に、えむと訪れた古本屋で『ミミの怪談』を見つけた。 この本は、伊藤潤二先生が怪談『新耳袋』にアレンジを加え漫画化した作品だ。出版年は2003年。版元のメディアファクトリーは2011年に角川ホールディングスに買収され、社名が消えてし... -
『呪みちる・稲垣みさおホラートークショー第13弾』レポート@よるのひるね
2018年10月21日、呪みちる先生、稲垣みさお先生のトークライブが開かれた。ゲストは同じく漫画家の鯛夢(たいむ)先生。この記事では、私が初参加したイベントの模様をレポートする。 イベント情報 イベント名:『呪みちる・稲垣みさおホラートークショー... -
川島のりかずの絶版ホラー漫画を国際こども図書館で読む
ホラーマンガマニアの間で評判の高い、川島のりかずという漫画家がいる。しかし版元のひばり書房自体がなくなってしまい、現在は入手困難に陥っている。 古本価格が高騰している作品も多く、未読の状態で手を出すのははばかられた。 そんな折、国際こども... -
呪みちるサイン会レポート『顔ビル/真夜中のバスラーメン』発売記念 @タコシェ
2018年9月2日、呪みちる先生の新刊『顔ビル/真夜中のバスラーメン』発売を記念したサイン会が中野のタコシェで行われた。 同店で新刊を購入すると整理券が封入されており、参加することができるイベントだ。ちなみに私はタコシェでの発売日早々に購入した... -
呪みちる『顔ビル/真夜中のバスラーメン』あらすじ・感想【ネタバレ】-白と黒の都市伝説
2018年8月、呪みちる先生の短編集『顔ビル/真夜中のバスラーメン』が発売された。トラッシュアップからは、これが4冊目の単行本となる。 全て単行本未収録の作品を集め、都市伝説を下敷きにした話や、日常と地続きの場所で突如起こった怪奇事件を描いた作... -
『伊藤潤二自選傑作集 歪(いびつ)』あらすじ・感想・解説【ネタバレ】-初心者におすすめのサイコホラー
伊藤先生は端正な絵柄と卓越した発想によるホラー漫画で、日本のみならず、台湾や中国でも人気を博している。2018年1月にはアニメ『伊藤潤二コレクション』が全国放映されたのは記憶に新しいところ。 今回紹介する『伊藤潤二自選傑作集』はこれが2冊目。短...