下川裕治『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』で旅気分を味わう

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下川裕治『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』
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私は通勤電車のなかで、過酷な旅の本を読んでいした。

還暦を超えてもなお、バックパッカーを続けている下川裕治さんによる1冊。
『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』は、通勤電車を過酷な旅の鉄道に変えてしまう本だった。

この記事では、私が読んだ『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』を紹介する。

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『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』との出会い

某日、西荻窪《旅の本屋のまど》さんに伺った。

旅に興味はあるものの、自宅大好き人間である私は、なかなか旅への一歩が踏み出せない。

そこで、のまどさんに旅に行った気分が味わえる本をおすすめして頂いたところ、『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』を紹介して頂き、購入した。

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『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』ってどんな本?

還暦を超えてなお、バックパッカーとして旅を続ける旅行作家・下川裕治さんが、ユーラシア大陸を鉄道で縦断する様子を綴った旅行記(紀行)だ。

スタートのシンガポールから、ゴールのムルマンスク(ロシア)までの過酷な道のりや、その地域の現状などにも触れており、予備知識のない人でもスラスラと読める。

文章一辺倒ではなく、旅に同行した中田浩資カメラマン撮影の写真も豊富に収録されているため、文章と写真、両方から旅の様子を感じることができた。

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ここが気になる『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』

『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』のなかで、私が気になった一部分を紹介する。

ダニと揺れが過酷そうなミャンマー

3章のタイトルにもなっている激しい揺れとダニ。これがなかなか過酷そうだ。

車体が左右に、ゆっさゆっさと揺れ、ときに手摺りにつかまらないと体が席から飛び出してしまいそうになる。

下川裕治『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』p84より引用

私たちが、普段で電車に乗っているときにここまで激しい揺れに出くわすことは、ほぼない。
これが時速20kmそこそこで延々と続くというのだから、電車に乗っているだけでも相当体力を消耗しそうだ。

さらに下川さんが窓を開けて寝ていると、突然喉を棒で突かれたような衝撃を受ける。

その正体は線路脇に生えている木の枝だったわけだが、気温30度のなかで、冷房もなく、窓を開けざるおえない状況なのだから、上手く避けるしかない。

隣の席が開いていたため、体を横にすると、下川さんをさらなる悲劇が襲う。
ダニに刺されてしまうのだ。

クッションのある1等席ではなく、木製の椅子がある普通席が正解とは、アジアの鉄道は奥深い。

今のモンゴル

私がモンゴルについての知識がないだけなのかもしれないが、モンゴルといえば思い浮かぶのが、ゲル。
学校の授業では移動式住居だと教えられましたが、それも変わってきているようです。

最近では羊をトラックに積んで放牧地へ運ぶことも多いという。ゲルを移動させなくてもよくなってきているのだ。

下川裕治『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』p246より引用

移動せず、衛星電波でテレビも見られて、ネットもある。ゲルは普通の家になっていたようだ。
ステレオタイプなモンゴルのイメージも捨てなければならない。

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通勤電車で手軽に旅気分を味わえる『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』

私が『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』を読んでいたのは、通勤電車のなかだった。
面白みのない日々の通勤時間に、ちょっとした旅気分を味わう。

実際に自分が行ったわけではないが、下川さんの文章と中田カメラマンの写真が広大な旅へと私を導いてくれた。

日常に少し飽きている人、手軽に旅行気分を味わいたい人には『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』をおすすめしたい。

『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』は、旅行記と並行して「万里茶路」についてもボリューム豊富に書かれており、人によってはイメージと違うかもしれない。

私は、お茶についても若干興味があって、お茶が投機の対象になっているとか、中国人が最も親しんでいるのは緑茶とか、知らないことばかりだったので、感心しながら読んだ。

純粋な旅行記を読みたい方は少し不満が残るかもしれないが、お茶についても読んでみたいという方は、ぜひ読んでみてはいかがだろうか。

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えむ

えむ

V系でプロのドラマーとして10年間活動後に引退。
過去の経験を活かし、バンドマンへのアドバイス記事を書いている。

現在はサラリーマンとして勤務する傍ら、古本屋めぐりとホラー漫画の収集に凝っている。このブログでは藤子不二雄(A)、伊藤潤二、呪みちるをはじめとして私が愛する漫画作品を紹介している。

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