根建飛鳥『REBOOT』の感想・見た目はチャラいが心は熱いサッカー漫画

根建飛鳥『REBOOT』感想・レビュー

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サッカーファンの私、えむ(@mnb_yx)です。

私の約30作のサッカー漫画コレクションの中からお気に入りの作品を紹介する【サッカー漫画レビューシリーズ】

この記事で紹介するのは、根建飛鳥『REBOOT』です。

チームメイトの特徴を把握したコーチングとサッカーセンスを持つ主人公・徳川邦光。

ある問題によってサッカーを離れていた邦光が再びサッカーに向き合い、ひたむきに努力する姿に胸が熱くなるサッカー漫画です。

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『REBOOT』の主な登場人物

邦光 (徳川 邦光)

『REBOOT』徳川邦光

出典:根建飛鳥『REBOOT』 1巻 p153 (秋田書店)

東条高校 1年
ポジション:MF

技術の高い中盤のハードワーカー。
常に他人を思いやるやさしさを持つ。

アキラ (泉谷 晃)

『REBOOT』泉谷晃

出典:根建飛鳥『REBOOT』 1巻 p102 (秋田書店)

東条高校 1年
ポジション:FW

抜群のスピードを持つストライカー。
普段は声が小さく、試合前に緊張で震えてしまう弱気な性格だが、ピッチに入ると豹変する。

『REBOOT』のあらすじ(ネタバレなし)

小学生の大会である全日本少年サッカー大会3位決定戦で途中出場のチャンスを得た主人公・徳川邦光と泉谷晃。

劣勢だったチームは、邦光の技術とコーチング、晃のスピードによってチームは息を吹き返し、逆転勝利をつかんだ。

それから5年、東条高校のグラウンドでは晃が邦光の胸ぐらをつかんで怒鳴りつけていた。

晃は邦光が起こした事件によって中学時代にサッカーが出来なくなったことを怒り、邦光がサッカー部に入ることを認めないと言い放つ。

それでも邦光にはどうしても東条高校のサッカー部でサッカーをしなければならない理由があった。

注意
ここから先は作品の結末に言及しています。未見の方はご注意ください。 

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『REBOOT』の感想(ネタバレあり)

自分自身と戦い、仲間を想う邦光

邦光は中学時代のブランクで技術と体力が落ちていますが、それをカバーするため練習に打ち込みます。

それも誰かに勝つためではなく、自分自身を超えるために努力する。

自分の課題に真摯に向き合う姿は、徐々にチームメイトの気持ちを変えていきます。

また邦光はチームメイトの事も大切にしています。

同じポジションのライバルである美浦が精彩を欠き、邦光が交代で試合に出場したときも、美浦のために次に繋げると言っていました。

邦光にとってポジションを奪う格好のチャンスですが、自分のためよりもチームメイトの事を考えている邦光はサッカー選手の手本と言ってもいいほどです。

邦光の影響を受けて進化する選手たち

チームメイトが壁にぶつかったとき、邦光はまっすぐな言葉とプレーでフォローします。

特に晃の台頭で、FWからサイドMFにコンバートされた鉄さんに新しいポジションが向いていることを的確に指摘する場面は私が好きなシーンです。

FWはエゴが強い選手が多いです。鉄さんもFWからコンバートされたことに不満を持っていました。

邦光は鉄さんの不満を理解したうえで、鉄さんがサイドMFで活きる理由を伝えます。

そして、邦光の姿勢を見てきた鉄さんはアドバイスを受け入れ、新しいポジションで躍動する姿を見せてくれました。

それ以外にも自分を見失って傍若無人に振る舞う美浦に、自分がやりたかったサッカーを思い出させるなど、邦光の行動は先輩たちをも動かします。

邦光は先輩たちのプレーを見るなかで、選手それぞれの特徴を理解して活かそうと考え、それぞれにあった方法でアドバイスを送っているのです。

そのアドバイスを受け止めたチームメイトも純粋に勝利を目指し、自分が思い描いていたサッカーをみんなで実現させようとする。

選手それぞれの成長を感じる最終巻では、チームの成長に思わず涙腺がゆるんでしまいます。

邦光と晃のコンビ

1巻の冒頭では小学生の邦光と晃のコンビが大暴れしますが、高校時代になるとギスギスとした関係になります。

晃は中学時代に邦光が起こした事件の影響でサッカー部が無期限の停部になったことを恨んでいて、邦光が最高のパスの出し手だと分かっていても気持ちに折り合いをつけることができません。

それでも邦光は諦めず、晃と最高のプレーをすることに願います。

最後の試合で2人が見せたコンビネーション。

そして邦光が起こした事件の真相。2人の涙。

邦光の気持ちがほどかれるときは、私もほっこりしました。

サッカー好きがニヤリとするレプリカたち

『REBOOT』の小ネタとも言えるのが、選手たちの練習着。

試合ではもちろん高校のユニフォームを着ていますが、練習ではいろいろなユニフォームを着ています。

ユベントスだったり、

REBOOT-01

出典:根建飛鳥『REBOOT』 4巻 p195 (秋田書店)

ケルンだったり、

REBOOT-02

出典:根建飛鳥『REBOOT』 4巻 p196 (秋田書店)

各々が着ているユニフォームを見ながらニヤニヤするサッカーファンも多いはずです。

私はもちろんニヤニヤしています。

おわりに

この記事で紹介した『REBOOT』は表紙に出てくる選手たちのチャラさサッカーファンには受け付けられなかったかもしれません。

しかし、『REBOOT』はまっすぐな気持ちを持った青年がチームメイトを助けながら、勝利を目指す熱いサッカー漫画です。

最終巻の根建先生のコメントを読むと打ち切られた感じもありますが、私はいつか『REBOOT』が「再起動」してくれる日を心待ちにしています。

※参考:根建飛鳥『REBOOT』(秋田書店)

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ABOUTこの記事をかいた人

えむ

V系でプロのドラマーとして10年間活動後、引退しました。 過去の経験を活かし、バンドマンへのアドバイス記事を書いています。 現在はサラリーマンとして勤務する傍ら、古本屋めぐりとホラー漫画の収集に凝っています。このブログでは藤子不二雄(A)、伊藤潤二、呪みちるをはじめとして私が愛する漫画作品を紹介します。