【感想】『さよならフットボール』はサッカーの楽しさを思い出す作品

サッカーの面白さを思い出す漫画『さよならフットボール』あらすじと感想

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サッカーファンの私、えむ(@mnb_yx)です。

私の約30作のサッカー漫画コレクションの中からお気に入りの作品を紹介する【サッカー漫画レビューシリーズ】

この記事で紹介するのは、新川直司『さよならフットボール』です。

男子サッカー部に混じって練習しているものの、一度も公式戦に出たことのない女子中学生の主人公・恩田希。

サッカー自体を純粋に楽しむ希の姿から、サッカーを始めた頃の気持ちを思い出して気持ちが熱くなる名作です。

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『さよならフットボール』主な登場人物

恩田 希

さよならフットボール恩田
出典:新川直司『さよならフットボール』 1巻 p40 (講談社)

藤第一中 2年
ポジション:MF

『さよならフットボール』の主人公。
サッカーセンスにあふれたファンタジスタ。
サッパリした性格だが、恋には鈍感。

『さよならフットボール』あらすじ (ネタバレなし)

男子サッカー部で唯一の女子部員である主人公・恩田 希は他を圧倒する技術を持った選手だが、女子であるために公式戦には出場できなかった。

目前の公式戦である新人戦への出場意欲をあらわにする希は、どうしてもこの試合に出場したい理由があった。

それはスポーツ少年団で希のことを「親分」と呼び、ついて回っていたナメックとの再会。

あの小さかったナメックが立派に成長し、希に対して「お前を超えた」「サッカーはフィジカルだ」と言い放ったのだ。

希が所属する藤第一中は、新人戦1回戦でナメックがいる江上西と対戦する。

だからこそ希は新人戦に出場し、ナメックと戦わなければならなかった。

注意
ここから先は作品の結末に言及しています。未見の方はご注意ください。 

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『さよならフットボール』の感想 (ネタバレあり)

希が見せるサッカーへの渇望

『さよならフットボール』の主人公・希は今まで公式戦に出場したことがありません。

サッカー選手であるからには試合に出たいと思うのは当然のことです。

メンバーに入れない理由が実力ならば、希も納得できたでしょう。

しかし、希の実力はチーム随一で、性別以外に出場できない理由はありません。

さよならフットボール01

出典:新川直司『さよならフットボール』 1巻 p82 (講談社)

自分ではどうすることもできない理由で試合に出られないことがどれほどツライでしょうか?

そのツラさを胸に抱きつつも、諦めずに奮闘する希からサッカーへの情熱を感じずにはいられません。

「フィジカル」は絶対的なものなのか

『さよならフットボール』のテーマともなっているのは「フィジカル」

物語の冒頭で大きく成長したナメックが希の前に姿を現して、男女のフィジカルについて言及します。

さよならフットボール02

出典:新川直司『さよならフットボール』 1巻 p68 (講談社)

ナメックの発言に対して、対抗心を隠さない希は堂々と勝負に挑みます。

さよならフットボール03

出典:新川直司『さよならフットボール』 1巻 p72 (講談社)

しかし、サッカーはフィジカルだけで勝負するスポーツなのでしょうか。

フィジカルで負けるなら、それを受け入れて別の道を模索すればいい。

希はこっそり出場した試合途中、フィジカルでぶつかることを避けて、仲間との連携を強みに再びナメックに挑みます。

さよならフットボール04

出典:新川直司『さよならフットボール』 2巻 p78-79 (講談社)

フィジカルの差について『さよならフットボール』では男女の対比になっていますが、日本と世界という目線でも同じです。

フィジカルではどうしても劣ってしまう日本が世界を相手にどう戦っていくのか。あえてフィジカル勝負には挑まずに、それ以外で勝負するという方法もあります。

もちろんフィジカルが軽視されていいということではありませんが、1つに固執せずにいろいろな戦い方があることを希が教えてくれます。

おわりに

この記事で紹介した『さよならフットボール』は表紙がかわいい系で女子が主人公とあって、読まず嫌いの人が多いイメージです。

しかし、希のサッカーへの情熱や、フィジカルに対する考え、チームでサッカーを楽しむ気持ちなどサッカー好きが忘れてしまいがちなことがつまった名作です。

『さよならフットボール』は硬派なサッカーファンにこそ読んで欲しいサッカー漫画です!

※参考:新川直司『さよならフットボール』 (講談社)

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ABOUTこの記事をかいた人

えむ

V系でプロのドラマーとして10年間活動後、引退しました。 過去の経験を活かし、バンドマンへのアドバイス記事を書いています。 現在はサラリーマンとして勤務する傍ら、古本屋めぐりとホラー漫画の収集に凝っています。このブログでは藤子不二雄(A)、伊藤潤二、呪みちるをはじめとして私が愛する漫画作品を紹介します。