ホラーマンガ全般– category –
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諸星大二郎『美少女を食べる』あらすじ・感想・考察【ネタバレ】-読めば読むほど味が出る短編集
2020年11月、諸星大二郎劇場としては3冊目となる『美少女を食べる』が発売された。 『ビッグコミック増刊号』に掲載された読み切りをまとめた短編集で、生き人形をテーマとした『月童』『星童』や悪趣味クラブで行われたとんでもない晩餐会『美少女を食べ... -
釘書房「ホラーアンソロジーコミック『BAD END』」あらすじ・感想
2019年10月、釘書房2冊目の単行本「ホラーアンソロジーコミック『BAD END』」が発売された。前作の『恐怖漫画短編集 孤独』と同様にホラー漫画マニアの緑の五寸釘氏が私財をつぎ込み制作した同人誌だ。今回も多くのホラー漫画作品のなかから、マニアなら... -
Channel恐怖『ホラー漫画劇場』放送内容と見どころ・感想をザックリまとめ【作品ネタバレあり】
2019年5月からAmazonのプライムビデオチャンネルで『ホラー漫画劇場』の放送がスタートした。 『ホラー漫画劇場』は毎回ゲストとしてホラー漫画家が登場し、ホストの山咲トオル、笹木香利と漫画家自身の作品を中心に話すトーク番組だ。 この番組は山咲トオ... -
諸星大二郎『オリオンラジオの夜』あらすじ・感想【ネタバレ】- 1960~70年代の名曲をモチーフにした連作短編集
2019年1月、諸星大二郎劇場『オリオンラジオの夜』が発売された。諸星大二郎劇場としては『雨の日はお化けがいるから』に続いて2冊目となる。 初出は『ビッグコミックス』特定の条件下で受信できる「オリオンラジオ」を小道具にした6作品と、怪しげな映画... -
押切蓮介の怪談漫画『暗い廊下とうしろの玄関』【感想】
2018年12月、第30号をもって終刊となった怪談専門誌『幽』を入手した。ここに平成にデビューした人気ホラー漫画家うぐいす祥子、押切蓮介の対談が収録されており、おもしろく読んだ。 押切先生は元々怪談好きで、人に話して聞かせることのできる怪談のレパ... -
川島のりかずの絶版ホラー漫画を国際こども図書館で読む
ホラーマンガマニアの間で評判の高い、川島のりかずという漫画家がいる。しかし版元のひばり書房自体がなくなってしまい、現在は入手困難に陥っている。 古本価格が高騰している作品も多く、未読の状態で手を出すのははばかられた。 そんな折、国際こども... -
釘書房『恐怖漫画短編集 孤独』あらすじ・感想-ホラー漫画好きのためのアンソロジー
2018年8月、釘書房より初の単行本『恐怖漫画短編集 孤独』が発売された。本書はホラー漫画マニアの緑の五寸釘氏が私財をつぎ込み制作した同人誌だ。同人誌と言っても他とちょっと毛色が違うのは、収録されている全ての漫画がプロの作家によるものであるこ... -
崇山祟『恐怖の口が目女』あらすじ・感想【ネタバレ】-個性爆発のギャグ&ホラー
2018年6月、崇山祟(たかやまたたり)先生初の単行本『恐怖の口が目女(くちがめおんな)』が発売された。 この作品は昭和レトロ風の可愛い絵柄とモンスターの造形がとにかく強烈で、そこに目がいきがちだが、そこかしこにちりばめられたギャグとホラーの... -
オガツカヅオ『魔法はつづく』あらすじ・感想【ネタバレなし】-読後感さわやかなホラー
2018年7月、オガツカヅオ先生の短編集『魔法はつづく』が発売された。 可愛い絵柄で、一読して「これがホラー漫画?」と戸惑うほど明るくハートウォーミングな話が多い作品集だ。短い話の中にもあっと驚く仕掛けが隠されており、ミステリーの要素も含んで... -
黄島点心『黄色い円盤』あらすじ・感想【ネタバレ】-スケールの大きい奇想ホラー
2018年7月、黄島点心先生の新作『黄色い円盤』が発売された。 シリーズ第一弾の『黄色い悪夢』に続き、ホラーの枠組みを超えた奇想天外な発想を楽しんだ。 この記事では、シリーズ第二弾となる『黄色い円盤』のあらすじと感想を書き綴る。 【『黄色い円盤...
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